ヒーロー達の物語
HISTORY OF HEROES

人のいい性格があだとなり会社が荒廃
自分と向き合うことで組織が生まれ変わった

町田パートナーズ公認会計士・税理士事務所

代表 町田 孝治

カナダ登山研修

このようなタイミングで、ワールドユーのカナダ登山研修がありました。私はとても参加できる状況ではありませんでしたが、直観的に「参加しなくては!」と感じ、参加を決意しました。

連日、目の前の業務に謀殺される中で2週間も現場を離れる事になります。社員からは大ブーイングであったと思いますが、私は聞こえないふりをして、ほとんど準備もできずに飛行機に飛び乗りました。

カナダでは本当に様々な学びがありました。
・一歩一歩歩くことが大切で、それ以上でもなく以下でもない。
・正しく進んでいれば、いつかたどり着く。ふと気がつくとゴールに近づいている。
・頂上からの景色は、下から見たものとは全くの別世界、異次元空間である。
・どの頂を目指すのかを間違えてしまうと、どれだけ努力してもたどり着かない。
・一緒の仲間、チームが、自分自身の力になる。一人では行けないところにもたどり着ける。

箇条書きにすると当たり前な感じですが、大自然と対峙して、毎日登ったり、降りたり、瞑想したりしながら、多くのエネルギーをもらい、自分がひとまわり大きくなった気がします。

地球規模のカナダの大自然を感じることで得た私の一番大きな学びは、グランディングができるようになったことです。
グランディングとは、大地の上にしっかり立つという当たり前のことなのですが、自分に自信を持ち、自分の意志で歩んでいくための土台になるものだと思います。
このことが、これからの会社づくりの基盤になりました。

今まで「私が思ったことを言って会社の調和を乱すくらいなら、自分さえ我慢すればうまくいく」という価値観で動いていたため、社員の意見に振り回され、全員が納得いく答えを探して身動きが取れなくなっていました。そのため、常にふわふわしたような状態でした。

このカナダ研修で、「私らしい会社づくりをしても良い」という感覚を得ました。
思えば退職した社員のほとんどが「代表ともっと話をしたかった」「代表がどう思っているのか直接聞きたかった」と言っていました。
私が思う本当に理想の会社を作っていくために、「本気で動き出そう」「私らしい会社にしていってもいいんだ」…そう思った瞬間でした。

誓約書

動き出す決意をした段階で、「私自身がきちんとしなければ」と決意を固めたつもりだったのですが、どうしても弱気になってしまう私のためにトレーナーの方が、誓約書を書く提案をしてくれました。
それは、「自分が決めた約束を違えた場合、会社を辞めて、社長を私の妻にする」というものです。私は、二度と同じことは起こさないと固く心に近い、サインをしました。社長交代はいやでしたから(笑)。

まず、「この人とは合わないな」と思う人と誠実に話し合いを始めました。
そして、社内の組織改革をしました。

そのような形で進めていくうちに、少しずつ会社が変わり始め、2018年からは退職者も少なくなりました。

現在社員は30人なのですが、仕事もやりやすくなって社員も協力し合うようになり、やっと動き出せる状態にまで、会社が変わってきました。 これから先が楽しみで仕方ありません。

「社長の夢」の実現に向けて

このような経験や学びを活かし、私のこれからの目標は、より多くのお客様の「社長の夢の全力応援団になること」です。

会計監査人から税理士に移行したとき嬉しかったのは、自分の力を全部、目の前にいる社長に使えることでした。会計監査のときは間違い探しだったけど、今は、経営にまつわることをいろいろお話しできます。社長の夢を叶えていくというプロセスを、自分の力を使って思い切り応援できる、というのがすごく気持ちいいなと思ったんです。

数字をつくったり、申告書をつくったり、税務相談に乗ったりするのだけど、それと同時に、どういう風になりたいかとか、どういうものを目指しているかとかを聞かせていただいて、そこに向けて全力で当たるという関係性を大切にしていきたいと思っています。
そして、より多くの社長の夢の実現に向けて、邁進していきます。

ヒーロー達の物語一覧を見る >