特別講義 鈴木宣弘氏「農業消滅: 農政の失敗がまねく国家存亡の危機」第1回を開催しました

3月3日、鈴木宣弘氏をお迎えして、特別講義「農業消滅: 農政の失敗がまねく国家存亡の危機」を開催いたしました。
半農半Xが始まったこのタイミングで鈴木先生のお話が聞けたこと、改めてご縁に感謝いたします。
「日本が自給率が低い」ということをご存知の方は多いですが、そこで何ができるかを考えて行動されている方はごくわずかです。
自然や動植物の命、生産者から流通、小売、消費者みんなで食べることに関心をもつことを大事に、出来ることから行動していきましょう!
参加したヒーローズクラブメンバーの感想をお届け致します。


【中小企業も農業に関わるという取り組みを拡げていきます】

山崎文栄堂の清家美奈(みなちゃん)です。
日本の農業自給率は37%。
「〇〇産」と国内の地域が表示されていても、種や化学肥料の原料までみると、国産といえる食物は希少。
もはや私たちの体は、国産ではなくなっていることを初めて知りました。
先生の食糧・農業を俯瞰してみたときに、戦後の日米のいびつな関係が影響をし、私たちの食文化を変え、価値観まで変えてしまったようにも感じました。
本当に豊かだった日本について、江戸時代のハリスの言葉から教えてもらい、その時代にされていた農業の取り組みがこれからの日本の豊かさへの鍵だと思いました。
大変なコストや労力の中で、これまで日本の食卓を支えてくださった農家さんに感謝をしながら、市民レベル・一般人レベルでひとりひとりが日本の農業について関わっていく時代になったということに気づいていく時だと思います。
ヒーローズクラブの半農半Xの取り組みがひな型だなと思い、中小企業も農業に関わるという取り組みを拡げていきます。
ありがとうございました。


【「食」にもっと関心を持っていきたい】

銀座 鮨 おじまの筑本晴哉(はるちゃん)です。
「農業消滅:農政の失敗が招く国家存亡の危機」のテーマでお話を頂きました。
日本の食料自給率が37%ととても低く、少子高齢化が進んでいるのでこれからも低くなっていくと食糧危機に陥ると思いました。
いざ戦争などが起こり海外から輸入が出来なくなると、自国で食料を生産しないといけないため、とても危機的な状況だと改めて感じることができました。
政府も農業の生産を抑えたりと政策がなっておらず、輸入に頼りっきりなので、自分たちは何ができるのかを考えさせられる時間となりました。
食材は国産のものを買うなど、海外のものはなるべく買わないようにすることが大切だなと感じました。
自分たちの生活を支えている「食」にもっと関心を持っていきたいと思います。


【まずはできることから】

山崎文栄堂の吉田桃華(ももちゃん)です。
鈴木宣弘先生の講演会に参加させていただき、ありがとうございました。
食料自給率が低く日本の食がどれだけ海外に依存しているのか、そして、そんな状況になった背景には、海外の余剰生産物の処理のターゲットとして食品が輸入されてきていることなど衝撃的なお話ばかりでした。
そんな中で大切なのが、「いまだけ」「お金だけ」「自分だけ」が良いのではなく、「三里四方」という江戸時代の循環の考え方だと学びました。
人だけでなく土地も生き物も、みんなが持続していく考えで物事を考えていきたいと思いました。
まずは、普段買っている食べ物も、どんな土地で誰が作っているのか、想いをもった方の生産された食品を購入していきたいと思います。

今回も、お読みいただきありがとうございました。

次回の鈴木先生の特別講義は4月5日(火)開催です。

■鈴木宣弘先生特別講義「農業消滅: 農政の失敗がまねく国家存亡の危機➁

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