ヒーロー達の物語
HISTORY OF HEROES

生き残るために戦う会社から
幸せを拡げ貢献する会社へ

株式会社山崎文栄堂

代表取締役社長 山崎 登

評判が評判をよぶ会社に

こうして数々の奇跡をいただき、それ以降は、心軽やかな、いいことしか起こらない幸せな日々を過ごしています。 “幸せな社会を創り、拡げる”という経営ビジョンを決めてから、物事の判断がシンプルになりました。会社の損得ではなく、「これをするとだれかが幸せになれるか」「どれだけお役に立てるのか」という判断基準があるからです。新規開拓は一切やめて、既存のお客さまからの相談にのり、困っていること、求めていることを一緒に解決していく、という営業体制になっています。

そうしていく中で、目の前の人に一生懸命寄り添って手助けし、お役立ちできることの喜びを知りました。お役立ちをしていくにつれ、山崎文栄堂の文化が生まれ始め、働くことがだんだん楽になり、社員みんなが上気元でいることによって、「次はどんなことが起こるんだろう」と、ワクワクする魅力的なチームに変わってきました。

社員が上気元でいることによって、その雰囲気に惹かれてか、お客さまから営業担当あての指名の電話が非常に増え、さらにお客さまの紹介件数も拡大し続けています。評判が評判を呼んでいるような感じです。

また、幹部についていえば、仕事全体のうち50%が貢献活動をする時間、50%が学び成長する時間に充てており、極端にいえば半分しか仕事していません。でも売り上げは上がっています。また、幹部には、仕事の時間のうち、全体の20%は未来のことだけを考えるという“20%ルール”というのがあります、これは、未来への投資であり、新たなものを生み出すためのものです。このルールを設けたことで、新たなアイデアが次々に生まれ、オフィス環境の整備や新規事業の立ち上げなど、会社の活性化、発展につながっています。

以前とは大違いです。私自身もかつては、クレーム処理や離職の相談など生産性のない仕事に日々追われ、ヘトヘトになっていました。自分としては目の前にある仕事を必死になってやっていたわけですが、誰も喜んでいない。ですが今は、クレーム処理や離職の相談は一切なくなり、それに充てていた時間が、だれかに幸せを与える貢献活動をする時間になり代わっています。大変幸せなことだと思っています。

幸せの波紋をどこまでも拡げていきたい

私はワールドユーが2018年に立ち上げたヒーローズクラブに属しています。経営者たちが企業を越えて協力し合い、ビジョン経営をすることによって幸せな人生が歩める、会社が元気になるということを、全国に広め、日本を元気にしていこうとさまざまな活動を行っています。

今の世の中、人生や仕事に悩みを抱え、希望を持てない人がたくさんいますよね。「自分たちも大変だったけれども、こうして変わり、幸せな人生を送れるようになった」という本当の話を、講演会活動やイベントを通じて伝え、困っている人のお役に少しでも立つことができればと願っています。それまでは「社会貢献」というのは言葉ではわかっていても、リアルではありませんでした。実際にどうしていけばよいのか分からなかったのです。ですが今は、ヒーローズクラブで、さまざまな活動を行うことを通して社会貢献できることを実感しています。

2019年2月ごろからは、12月に行われた感謝祭に向けて、ヒーローズのメンバーで和太鼓の練習に懸命に取り組みました。この感謝祭は「日本中の中小企業を元気にしたい、そして日本を元気にしたい」という熱いメッセージを伝えるためのもので、そのプログラムの一つとして和太鼓演奏があったのです。みんなで懸命に練習する中で、メンバーの団結力、一体感が今まで以上に強まりました。

当日は500名の観客の前で、見事な演奏を披露することができました。

私には、このような活動を続けていけば、私たちがやりたい、幸せを創り拡げる社会になるという確信があります。そして、その幸せの波紋をどこまでも拡げていきたい。私はそれにつながることならば何でもやろうと決意を固め、日々邁進しているところです。

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