「任せてもいいんだ」。
人を信頼し、社員の成長を心から願うことで組織が変わった。
アールアイ株式会社
代表取締役社長 齋藤 一博 氏父が創業した会社を継ぐつもりは全くありませんでした。
学生時代に熱中していた競技で怪我をし、リハビリ期間として始めたアルバイトがきっかけで親の会社の仕事を覚え、結果的にこの怪我がきっかけでアールアイに入社することになります。
競技をあきらめ、がむしゃらにひたすら働き、いつのまにか私が抜けたら会社が回らない状況になっていました。楽しいも辛いもなく、会社を支えるため・家族を支えるためだけに、言われた仕事、目の前にある仕事を、ただ淡々とこなす毎日。
新しい人が入っては辞め、入っては辞めを繰り返しても、「中小企業なんてそんなものだ」と思い込み、人が辞めていく理由など考える余裕もありませんでした。
「社員と話しても、どうせ愚痴を聞かなければならない」
「何かを言うと、みんなが、もっと離れていくような気がする」
傷つきたくないという不安が常にあり社員との関係を自ら遮断していました。
必死に働いて、一人で走っているけれど、誰もついて来ない。とはいえ、走っていないと会社が回らない。
人に任せることができず、自分で何でも抱え込んでしまう。
「仕事はこんなもんだし、孤独であってもそれでいいんだ」と思い込んでいたのです。
そうして約20年間社員として働いてきた42歳の時、父である社長から急に
「来月からお前を社長にする」と告げられます。
そして社長就任後のわずか8か月後に父は他界しました。
私は「父が残してくれた会社を存続させなければならない」という思いで必死に働きました。
仕組みによる経営を導入してアールアイは個人商店から会社へと成長しました。
しかし業績があがっても何故か私も社員も幸せを感じることができなかったのです。
この講演会では、社員と距離をつくってしまう、人に任せずに全部自分で進めた方が早い。
そう思い込んでいた中小企業が、どのような体験と教育を通じて少数精鋭のワンチームを作ったのかお話させていただきます。
講演のポイント
・父である創業者のやり方を変える怖さを抱いていた2代目経営者が、「自分が描く会社にしていいんだ」と考え方にシフトした学びとは?
・仕組みによる経営を導入し業績があがった結果、会社はどうなったのか?
・「社長は孤独」、「社員を信用できない」という思い込みをどのように手放したのか?
・なぜ、ロボットのように決まった仕事しかしなかった組織が、自ら考え主体的に動くチームになったのか?
日本には360万事業所の中小企業があります。
「日本・社会を良くすることに貢献したい。でも中小企業には『どうせ無理』」。
そのように思っている方がもしいらっしゃったら、是非講演会にお越しください。
人を信頼し、社員の成長を心から願うことで組織が変わってきた、私たちの本当の話をお話させていただきます。
そして、新しい時代の変化と対応に実際に取り組んでいる同じ志の仲間がたくさんいます。
少しでも皆さんの希望につながればと思います。
INFORMATION
登壇者のご紹介
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アールアイ株式会社 代表取締役社長 齋藤 一博 氏
1966年生まれ。高校から自転車競技を始め22歳まで実業団選手として活動。 その後、父親の会社である東京アール・アイ株式会社(現アールアイ株式会社)に入社し、2008年4月社長就任。 大手ゼネコンにクレーン吊り治具のレンタル・リース・販売。 「会社は一つの大きなファミリー」を信条に、社長や役員を含めた誰もが互いを良く知り、 まるで大きなファミリーのような感覚で仕事に取り組む。 少数精鋭ならではの機動力・柔軟性で製品プロデュースを行う。
日程・お申込方法
参加ご希望の方は下記申込みフォームよりお申込、又は各主催企業までお電話でお申込くださいませ。
参加費は当日会場にてお支払いをお願いします。
★経営コンサルタント、研修会社のご参加はお断りしています。予めご了承ください。
※終了時間が延長する場合があります。
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2020年11月9日(月) 13:30~16:00
会場 ワールドユー研修ルーム
参加費おひとり様 3,000円(税別) 当日:5,000円(税別) ※ヒーローズクラブ受講生 無料 登壇者: MCSグループ代表 税理士・CFP 鈴木正人氏 アールアイ株式会社 代表取締役社長 齋藤 一博氏 銀座鮨 おじま 代表 尾嶋琢広氏 株式会社山旅人 代表取締役 堀祐希氏お申込みは終了しました >