ヒーロー達の物語
HISTORY OF HEROES

不安感がなくなり、「いいことしか起こらない」という考えに

タカラ印刷株式会社

常務取締役 林 善克

不安がなくなり、「いいことしか起こらない」という感覚に

ワールドユーに入ってから、会社の状態もよくなりましたが、何より自分の精神状態もよくなりました。

実は、会社を継ぐと決めたときから「夜眠れない」という状況は続いていて、がむしゃらに働いていても、どんなことをしていても、「自分がこけたらどうしよう」という不安感はずーっとあったんです。消そうと思っても消せない、という感じでした。

でも今は、逆に、不安がないどころか、こわいぐらい「いいことしか起きないだろうな」という風にしか考えられなくなっています。

それは、2017年10月に、屋久島研修に行ったとき、社長と専務との3人でチームビルィングができたということが大きかった。

さらに、屋久島研修では、私にとってすごく貴重な体験をしました。

研修最終日の朝、疲れはあったんですが、「ちょっと走りたいな」と思って、目的もなく走っていたんです。すると、海がすごくきれいに見えるところが見つかって、「きれいだなあ」って思って、パッと後ろを振り返ったら、昨日登ったモッチョム岳が見えたんです。

しばらくモッチョム岳を背にして、海を見ながら瞑想しました。

穏やかな気持ちで深呼吸してたら、モッチョム岳からフワーッと風が吹いてきて、それがすごく心地よかったんです。

そしたら、突然、「大丈夫だよ、あなたならできるよ」という声が聞こえてきました。それが、ずっと自分の中にあった不安を消してくれたんです。

そこから、こわいぐらいに不安がない。何か問題が起こっても、自信をもって解決できるんです。

仕事上で困難なこととか、人の問題とかもあるんですけど、例えそのときにうまくいかなかったとしても、それをカバーしてさらに成功できる感じがあるんです。

 だから、この屋久島研修は、私にとって大きな転換点となりました。

自由でいいんだ

2018年1月には、屋久島で内省内観を行いました。

そこでも、大きな発見がありました。

私の心の奥底には、「不自由」というのがあったことが分かったんです。

自分には夢があったんです。すっかり忘れていたのですが…。

ワークの中で、2、3歳のころの自分が出てきて、そのときの夢は「仮面ライダーになりたい」という夢でした。

だけど、おばあさんには、「そうはいっても、あなたはタカラ印刷を継ぐんですよ」「仮面ライダーもいいけど、やっぱりあなたはタカラ印刷ね」と2.3歳の幼少の頃から言われ続けていました。

そういう縛りがありすぎて、自分が「こうしたいな、ああしたいな」とか思っても、タカラ印刷ではない部分での発想ができていなかったんです。

例えば、研修で東京に来ると、朝、必ず走るんですが、街の人々の様子がおかしいんです。みんなの顔に覇気がなくって、浮浪者がいたり、様子がおかしくて職質受けている人がいたり…。

なんかおかしいなと思って、自分では変えたいと思うんだけど、タカラ印刷を引っ張っていかなくちゃならないから、それはやってはいけない、夢をもってはいけない、という制限があることに気付いたんです。

しかし、「自由になってもいいんだ」ということにワークの中で行きつきました。

「苦しい顔をしている人とか、労働環境がよくない人を何とかして救いたい」「少しでもニコッとしている人を増やしていきたい」っていうことを自分がやりたいんだな、と気付き、まさしく正義の味方“仮面ライダー”になってもいいんだと思うようになりました。

でも、まだいろいろと制限がかかります。会社があるんだからと。

タカラ印刷としてどうしたいかではなくて、林善克としてどうするのか、どうしたいのか、というところができないんです。

ですから、今、1ステップ、2ステップ先に行きたいな、と思っているところです。

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