そんな彼女が新たにチャレンジしているのが、他社のオフィス環境整備サポート。
実体験を通して、清家氏がオフィス改革を一緒になってサポートするのです。
清家氏は、「その会社のオフィスを見れば、そこで働く人の心の状態がなんとなくわかる。」といいます。
「自分の仕事以外に意識が向いていないと、それはオフィスにも表れてくるように思うんです。仕事だけではなく、自分たちの働く場所はどうか?
そんな事に意識を向ける、気を向けると、自然と隣の人のことやチーム全体のことにも視野がひろがってくるように思います。」
「目の前の仕事でだけで精一杯。それでも良かった時代もあったと思います。でも、これからの時代は、パイが減り、淘汰されていく。
自分たちができる強みを生かして、今以上に何ができるのかをより求められる時代になってきていることに、社員一人一人が気付いていくきっかけになれば嬉しい。」と語ります。
ヴィジョン経営に取り組む山崎文栄堂で、実際に、仕事量が減り、残業も減り、でもオフィスは綺麗になり、業績も上がるという結果をチームで出せた経験を、今後は他の企業様の役に立てればという清家氏。
「結果が生まれた要因の一つは人間関係に悩んでいる時間が大幅に減ったから。上司、部下に対して考えている時間が長いと、生産性はあがらない。
その無駄な時間が減ることで自然と効率があがったのではないでしょうか。」といいます。
「人間はロボットじゃない。それぞれの人の良さを生かして、チームビルディングすることで、チームプレイすることで、良くなっていったんだと思います。」
「10%会議で聴く場ができたんです。時間の使い方が変わりました。信頼し、助け合うこともできるようになったんです。」と話します。
オフィス環境整備をサポートする会社に対しては、こんな想いを語ってくれました。
「みんな、どこかしら会社を良くしたいという想いを持っていると思うんです。整理整頓を通して、会話をする機会を増やし、気にかけていなかった部分を発見していく。
整理整頓をそういったチャンスにしてもらいたい。ただ単に、そこがゴールではなく、自分たちでどうしていきたいかを、次のフィールドに繋げるきっかけ作りにしていってもらいたいんです。」
「自分たちで創意工夫し、創り上げていく。自分達にもできるんだ!という達成感ややりがいを支援していく。そこに関わっていきたいです。」と話す清家氏の瞳は、とても輝いて見えました。
女性管理職として、その場をしっかりと受けとめ、社内に影響力を持って発信することは、出来そうで出来ないのが世間一般の声であると思います。
そんな中、会社存続の危機の中であってもみんなが一丸となって前に進めたのは、山崎社長はじめ、みんなで創り上げた会社風土と女性管理職として成長し続けている清家氏ならではの視点が活かされていると感じました。
山崎文栄堂は、平均年齢も若く、男女問わず活躍の場を創り上げている会社です。
そんな山崎文栄堂で、今後も若い社員のメンターとしてますます輝かれることを期待しています。