ヒーロー達の物語
HISTORY OF HEROES

「売り上げ至上主義」から 「地域と共に幸せになる共存・共栄の道」で生まれた奇跡。

株式会社ヴァリアント

部長 矢部 明

「辞めよう」と思っていた自分が「もっと頑張ろう」と思えるようになりました。
地獄のように感じていたそれまでの半年間、すべては自分を成長させようとして言ってくれていたこと、自分で自分を追い込んでしまっていたこと、勝手に自分は役に立たないと思っていただけだったことに気づき「自分には存在意義がある」と思えるようになりました。冷たくて真っ暗闇の中で勝手にもがき苦しんでいた世界に、あたたかい光があふれるように降り注がれていたことに気づいたのです。信じられない光景でした。

そこからたくさんの変化がありました。店長が育たなかった状況から、ある時、定着し始めていることに気づきました。
「矢部さんがいるから安心、矢部さんがサポートしてくれる、助けてくれる」という声もかけていただけるようになりました。
私の変化もさることながら、社長がどれほど学び努力されてきたのか、一番の理由は社長の変化だったと様々な事に気づけるようになりました。

数字が悪い時もただ指摘するのではなく、気づけば上手くいかない時こそ「どうやったらうまくいくと思う?」と社員に聴いてくれているようになっていました。
「何を言っても大丈夫だ。受け止めてくれる」という空気感が少しずつ広がってきたことで安心して働ける社員が増えていたのです。

社長にとっては、数字が落ちている時に言葉を飲み込むのは相当なストレスだと思います。最初は大変だったと思います。
だからこそ、私にとっては「なんとかして早く挽回して、安心させてあげたい」という活力になりました。

さらに生活にも大きな変化が起こったと言います。
「長年偏食だった自分が健康が1番だと思えるようになった。これは信じられないことでした。
今まで健康なんて意識したこともなかったし、食事は好きか嫌いかだけ、それが体にいいものを食べようという意識に変わった。
面談で健康、睡眠は大切な土台だからと昔から何度も言ってくれていたのに、全く受け入れませんでした。
屋久島での内省内観後、自分は大切にされていることに気付き受け入れようと。苦手とする野菜を食べ始めました。」
徐々に食べていくうちに不思議と野菜の新鮮さとかが分かるようになり食生活の改善と共にストレッチも始めたといいます。

「これも今までも言われていたけれどやっていなかった。毎日やるようにしたら体が楽になってきた。ひどかった肩こりがやわらいできた。
体が軽い、自分じゃないみたいな感覚。効果を感じると、こんなにもずっと社長は自分のことを考えていてくれたんだなと。
だから家族のように面倒な事を言い続けてくれた。自分も部下たちにそうしてあげたいと想いをつないでいくのが私の役目だなと。」

そして今後はヴァリアントの会社理念の中でも一番重視している「明るく楽しく」というテーマを大切にしながら地域貢献をしていく会社にしていきたいと冒頭のあたたかな笑顔で語る矢部氏。

「やっぱり地域貢献をしたいですね。社長が明るければ、みんなが明るくなることも実感しましたが、今度は自分の会社だけでなく、地域の人を大切にし、大切にされる会社でありたい。そうあり続けることで、全員が幸せになっていき、共存・共栄という理想に向かっていけると私は信じています。」

孤高に走り続けた先に今見えるのは仲間と共に、地域と共に幸せになる共存・共栄の世界、だからこそ、矢部氏の言葉に冒頭の穏やかでしなやかなエネルギーを感じるのだろう。

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