ヒーロー達の物語
HISTORY OF HEROES

苦節40年 不平不満、不安の会社に温かい風が

タカラ印刷株式会社

代表取締役 林 克重

幹部との意識の統一ができた!

私が参加したただけではやはりダメだと思い、林常務と高橋常務にも半年後の2017年4月に、ワールドユーに入ってもらいました。
そして、その10月に、屋久島のモッチョム岳に登るという研修合宿に3人で参加しました。チームビルディングを目的とした研修です。

きつかったですね、山登りが(笑)。
後から聞いたところによると…。
息子と高橋常務は私の後ろを歩いていて、
「社長、大丈夫かな。60にもなってこんな経験をして」と心配したり、
「でも、けっこうやるわ」と評価したりしてくれていたらしいんです。

4日間の研修で、色々なワークをやっているうちに、「自分がほんとに大切な社員のことを知らない」「社員とのコミュニケーションが不足している」ということに気がつきました。
そして最終日の前日、ホテルのロビーで3人で初めて夜中近くまで膝をつきあわせて話し込みました。

「社員のことをわかっていない。もっとコミュニケーションをとらなきゃ。」
「自分たちも3人で話をする機会をつくろう。それをやらないと会社が良くならないよね、やっぱりチームだよね。」
こうして3人の意識が統一されました。

4日間の研修で息子と高橋常務に支えられている事に心から感謝する気持ちが湧いてきました。
そうすると、私もそれまで身に付けていた鎧をどんどん脱いでいくわけですよ。
今では、無防備に近い状態。普通になってきたかな。

このように私と息子と常務との関係性は良い方向に向いていきました。次は社員との関係です。

社員が愛おしくなった!

社員については、「社員よりも常に指導的な立場にいなければならない」という思い込みが私は強いんです。また、社員と一緒にいると、なんとなく虚勢を張っていたように思います。

こんなこともあって、どちらかというと、社員と話すきっかけを失っていたような感じですね。最終的にジャッジを出すのは社長の権限だけど、実行し成果を出すのは社員です。
社員の事を良く知らなければならない、ワールドユーの研修でとてもよく分かったんです。

そこで、社員の幸せを実現するためにお互いにフラットな状況で、話せるしくみを研修で学んだ「1 on 1ミーティング」を行う決意をしました。
週に1回、時間をとって、仕事の事でなく「ビジョン」「健康・家族・学び」をテーマに社員一人一人と1時間ずつ話すということを始めました。
半年かかって、社員50名全員との面談が終わりました。

驚きの連続でしたね。
「えー、この人はこんな人だったの?」「こんな優秀な人がうちにいたの?」
という感じで、大きな発見もありました。
それまで、社員のことを知るチャンスがなかったのです。

また、1時間の会話によって、壁がだいぶ取れました。
社員一人一人の家族の構成、やってきたことなど人生のバックボーンを知る、私も会社や仕事に対する思いや自分の個人的なことを話す。
社員も「社長ってそんなこと考えてるの?」と感じたと思います。

半年間、社員全員との面談が終わった瞬間、社員がとても愛おしくなったのです。
もっと言えば、社員のことを大好きになっている。自分でもビックリしたのですが…。
それは実践してみないと分からなかった。

それまでは「社員が幸せになって欲しいんだよね。」と落ち着いて伝えることができなかった。そんなことを言ったら、勘違いされると思ってたから(笑)
今では堂々と言っている。「みんなのこと大好き!」と。

こうして、幹部、社員との関係性が良くなり、あとはこれが仕事に反映していけば会社としては鬼に金棒になりますよね。

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