ヒーロー達の物語
HISTORY OF HEROES

幼少時代からの「闇」を超えて 共に歩める兄や仲間に出会えた感謝

京橋白木株式会社

専務取締役 竹下 雷太

 

たぶん社長も何とか会社を変えたいと思ったのでしょう。
自分で調べて、一人で学んでいましたが、いくら知識や仕組みが増えても社員との距離感は変わりませんでした。

 

受け売りの知識を武器に上から指示が降ってくるのですが、それは知識が飛んでくるだけで、閉じた心には届かないし、空気が重く淀んでいくばかりです。

 

そして思うように社員が動かない現実に、社長のイライラや怒り孤独が拡がるばかりで、心の距離は埋まりません。

 

対応策が見つからず、あきらめる事しか心を納得させる術がなくなった頃、社長から「社員は信頼できない」「割り切った方がいい」と言われ、私も社員にプライベートの話など控え、どこかで疑って接するようにしていました。
その後も同様のことは相次ぎ、人は離れていきましたが、どうすることも出来ずにいました。

 

コミュニケーションを取ってみようとしても、他愛もないことを話すだけで大きな変化などありませんでした。
今となればうわべだけのコミュニケーションだったと分かりますが、当時は何をしたらいいのか分からず社員の気持ちに寄り添うこともなく、心の繋がりということを全く考えていませんでした。

 

社長と私も良い関係と言えるものではなく、これ以上耐えられない、もう辞めようと思ったことは数知れず。
いま振り返ってみると、当時の社長は社員に関わろうとすることはなく、本当は来ることも嫌で会社が嫌いだったんじゃないかと思います。

 

本業を避けるように新規事業で関わる人と仲良くなり、毎日のように飲み歩き、会社にいる時間も少なくなりました。
そんな勝手な社長と、力を合わせてやる必要なんてあるのか?と考えたりしていました。

 

 

それでも私が辞めなかった理由は、ただ先祖から受け継いだ会社があり、そのおかげで自分が育ててもらったから、恩返ししなくてはという使命感のようなものがあったから。
社員に創業家なのに逃げだしたと思われたくない。
自分が我慢すればいいんだ、と自分を押し込むことで毎日を送っていました。

 

それでも私が辞めなかった理由は、ただ先祖から受け継いだ会社があり、そのおかげで自分が育ててもらったから、恩返ししなくてはという使命感のようなものがあったから。
社員に創業家なのに逃げだしたと思われたくない。
自分が我慢すればいいんだ、と自分を押し込むことで毎日を送っていました。

 

いつまでこんな事を続ければいいんだろう、結局は自由なんて程遠く、このままでは人生を、一生楽しむことなんて出来ないという黒くて重いような想いは常にどこかにありました。

 

そんな社長が様々なコンサルの話を聞きに行ったり、MBA取得を目指すなど迷走している中、ご縁がありワールドユーと出会いました。
社内の共有スケジュールには毎月2日間、“WU”の文字がありました。

 

その頃は、また何か新しい事をやりはじめたな、ぐらいしか認識していませんでした。
特に何も期待していません。

 

それでも毎月社長が、ワールドユーに通いだしてから何か違うなと思ったのは、毎月の研修から戻ってきたときに今までより柔らかい印象を受けたことです。
心にゆとりがあるような感じで、人の失敗に対して刺々しい態度で接したりすることが減りました。
それでも翌月の研修までに段々戻っていくのが目に見えて分かるので、萩原と毎月でなく毎週言ってくれればいいのにと話した事もありました。

 

数ヵ月遅れで自分が行き、その後萩原も通い始め、幹部3人が学ぶことで少しずつではありますが明らかに社長との関係性は変わってきました。

 

 

初めて3人で受講したメタコミュニケーションでは、お互いの違いを理解できるようになりました。
今までは兄弟なのに言っていることが通じない、考えてることが分からないということが多々あり、お互いのストレスになっていましたが、違いを理解することでそれまでのように余計なストレスを感じずに済むようになりました。

 

どうやら私と兄である社長とは、思考スタイルが正反対の部分があるようで、それを知る事で、何考えているのか分からなかった社長から、なんだこういう風に考えていたんだ。と社長への理解が深まりこんなもんだと、あきらめていた暗闇から抜け出す方法を手に入れたような感じです。

 

 

もしかしたら理解しあえるかもしれない、話せば通じるかもしれないという体験経験を積み重ねて行くうちに、私もこれまでは社長の言ったことをただやるだけ、受けるだけでしたが、自然にこれからどうなっていきたいのか、どんな会社・チームにしたいのかを考えるようになりました。
幹部3人で話していても今までのピリピリした空気が柔らかくなり、今までは言いにくかったこと、言うのをやめていたことも本当に少しずつですが言えるようになってきました。

 

ヒーロー達の物語一覧を見る >