ヒーロー達の物語
HISTORY OF HEROES

人の繋がりが希薄な時代だからこそ 信頼と愛情の絆を職場からお客様へ、社会へ広げていきたい

愛和食品株式会社

執行役員 小松 昌弘

登山を通じ、心を開いて本音で話せる関係になれた

社長や、幹部のメンバーと屋久島で一緒に山に登ることで、腹を割って話すことができるようにもなりました。

「その時に、彼らは、いつも心を閉ざして何も言わない私に対してすごく不満があったこともわかりました。私としては、きっと2人は先輩だから、自分のことを分かってくれているだろうと、甘えていた部分もあったのかもしれません。

2人に対して、自分は有言実行タイプで、言葉には責任があるという考えがあるので、ブレインストーミングのような思いつきで発言するのが好きではないことや、“お前、口だけじゃないか”と言われた過去の体験があることも話しました。

“僕は言葉にした以上は責任があると思っているから、考えて話す。
だから、僕の意見を聞く時は、急かすのではなく待って欲しい”と。
生意気なのですが、僕が言いやすい環境を作るのも社長や幹部2人の役割じゃないかと。
私が思っていることを話すことができたんです」

2人はそれを快く受け容れてくれました。
そのことをきっかけに関係は少しずつ変化してきて、言いたいことが言い合えるようになっていきます。

「時には、社長から“俺、今、待っているんだけど”と皮肉を言われたりもしました。
私は私で“ああ、そうですか。お待たせしてすみません”とか“今はありません”と言い返したりしていますね。」
と笑いながら朗らかに語る小松氏。

そんな風に率直に話せるようになったのも、屋久島で自分の気持ちを伝えられたことがきっかけ。徐々に自分が思っていることを言えるようになってきたそうです。

自分と向き合い、本来の自分らしさを再発見した大自然での内省内観

「トレーナーの方にも言われるのですが、今の私は人間らしくなっていったというか、昔に戻っていった、と感じているところです。

私は田舎育ちなので、家族や周囲の方に見守られて、好き勝手に、のびのび育ててもらいました。
そういう感覚を思い出させてもらった気がしています。

他にも、自分のやりたいことにコミットする自分。自分が本来もっていた穏やかさ、ユーモア、好奇心を取り戻した感覚があります。

私は、いつの間にか“欲しいものを欲しい、やりたいことをやりたい”と言わなくなっていたこと、相手が望んでいるものを察知して“これをやっておけば文句ないんだろ”という、斜に構えた自分になってしまっていたことにも気付きました。

そういった、自分の嫌な部分に向き合えるようになったのも、ワールドユーアカデミーでの内省内観のおかげです。
「すごく恥ずかしい自分にも向き合いました」

“みんなを守る”と言っていたけれど、本当は、自分を守ろうとしていたこと。
今まで真剣に取り組んできて培ったものを踏みにじられたくない。
自分の世界に踏み込まれたり、崩されたくないと、心を閉ざしていた自分。

大自然の中での内省内観と通して、小さな世界の中で、そんな小さな抵抗をしていた自分に気付いたそうです。

“行けばわかる”と言って研修に送り出してくれた社長。

「研修は社長自身と会社幹部の横の繋がりを作るという会社としての目的だけでなく、個人としてそれぞれが抱えている問題に向き合う場を提供してくれていたということに、途中で気づきました。社長は私に、気付いて欲しかったのかもしれませんし、元に戻って欲しかったのかもしれません。それは僕に対する愛情なのだと思いました。」

そして、月に一度のワールドユーアカデミーでの2日間が、自然とエネルギーを充電できる場になっていきました。

「カナディアンロッキーでの研修も、登頂するのが本当に大変だったのですが、手つかずの自然の中に入ったときに、懐かしさや清々しさなど、忘れていたものが蘇った感覚がありました。不思議なのですが、山の湧き水を口にした時に、全身に水が行き渡り、潤すような感覚と同時に、なぜか山にいるのに海にいるような感覚を覚えました。

私は海が目の前にある環境で育ったので、子どもの頃は毎日のように泳ぎに行っていたのですが、水の中にいる時の解放感や自由な感覚を思い出したんです。」

雄大な自然を通じて本来の人間の機能を取り戻していくことは、一見遠回りのようで、決断のための直感や、心身の健康など、ビジネスパーソンとしても一人の人間としても充実して生きる大きな後押しとなり、小松氏を進化させてくれたようです。

ヒーロー達の物語一覧を見る >